足立区議会 2022-08-25
令和 4年 8月25日災害・オウム対策調査特別委員会-08月25日-01号
まず、2ページの1番でございます。
分散避難推進部会については、項目が11挙がっております。既に完了したものと、更に継続して検討するもの、記載のとおりでございます。
3ページでございます。
避難所運営部会については、1番の手順書の整備ということで、今、震災編をつくらせていただいておりますので、それを進めさせていただいているのと、
備蓄倉庫の配備等を継続で検討しているところでございます。
4ページの3番でございます。こちらが、陳情と関連をするところでございます。
要
支援者対策部会については、(1)の5項目について、今現在進めさせていただいているところでございます。
以前、障がい等の状況によって
Aランク、
Bランク、
Cランク、更にはD、Eと分けておりました。A、Bの500件について、今、大体整理がついたところでございます。
今後、その下の部分C、D、Eについて、どういうふうに進めるかということで、進めているところでございます。
5ページでございます。
介護サービス事業所との
タイムライン作成ということで、これも進めさせていただいております。
6ページの方、
タイムラインの要旨が書いてあります。後で御覧いただければと思います。
(3)については、今、御説明したとおり、
優先区分のA、B、新規でC、D、Eを、これから進めていくという状況でございます。
○
杉本ゆう 委員長 それでは、何か質疑ありますか。
◆
渕上隆 委員 今の説明で、
タイムラインとかの計画が結構出ていまして、
タイムラインについては、3日前、4日前からということで、計画を立てるということも、これはもうかなり前から進めていて、私も
勉強会みたいなものに出たことがあるのですけれども、ただ、台風などはもう3日、4日前から分かっていて、多分来るぞということで確率もかなり分かりますけれども、最近、今年もそうですけれども、見ていると、
線状降水帯みたいな、ああいう
集中豪雨というんですか、結構いきなりといいますか、夜中に雨が降って朝になったら浸水しているとか、それも河川の氾濫だけではなくて、
集中豪雨で本当に1時間100mm以上降ってしまって、それで浸水するとか、そういうのがありますけれども、そういうような対応もこれから考えていかなければいけないなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょう。
◎
総合防災対策室長 渕上委員おっしゃるとおり、
ゲリラ豪雨、俗に言われるそういうものと、
線状降水帯での被害については、なかなか判断しづらいというところでございます。
ただ、今、
線状降水帯については、その予想ができる、少し精度が上がってきたというところがございますので、その辺の状況を見ながら対応を考えて、
タイムラインができれば一番いいのですが、時間的には多分、そんなに長い時間、前から分かるということはないと思います、現時点で。その辺でどういう対応をするか、今後、検討を進めていきたいというふうに考えております。
◆
渕上隆 委員 それと、今お話したように、
タイムラインだと事前にある程度予定があると日数も余裕があるので、2日前、3日前に避難するとか、特に江東5区だと、ゼロメートルとか
マイナスメートル地域と言われているので、高台に、近隣に
広域避難をするようにという話がありますけれども、こういう場合だと結構緊急ですので、本当に雨が降りそうとなって、予測もできる確率も高くなってきましたけれども、そうすると、すぐ避難した方がいいのかどうか分からないですけれども、避難する場合などでも、ここでも例えば
介護サービス事業所とか書いてありますけれども、
高齢者の場合だと結構大変かなと思うのですが、自力でなかなか動けないので。
まだ、これから
計画段階だと思うのですけれども、その辺の対応についてはどのように考えているのでしょうか。
◎
総合防災対策室長 渕上委員おっしゃるとおり、
高齢者や身体障がい者の方々については、なかなか短時間で避難するというのは厳しいというところでございます。
ただ、急遽避難をする、高台とか高所とか、そういうものを協定を結びまして、その箇所を増やしていくという状況でございます。すぐ近くのところに、なるべく早く、数時間後に大雨が降るよというときには
垂直避難をしていただくような形で協定を進めさせていただいている状況でございますので、これを更に増やしていきたいというふうに考えております。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑ありますか。
◆
浅子けい子 委員 この元
受理番号24の説明のところに、どなたか前にも質問されたかと思いますけれども、都道府県が
設置主体となっている
医療的ケア児支援センター、これを令和4年度中に都内2か所に開設するというふうになっていまして、令和4年度は半ばも過ぎようとしていますけれども、具体的にどこの2か所になるのでしょうか。
これができることによって、東京都全体のネットワークの要にそこの
センターがなるという役割を果たすということなのでしょうか。
◎障がい
福祉課長 今、
浅子委員御質問いただきましたところなのですけれども、こちらにつきましては、今、東京都の方で、23区部では
大塚病院、また都下の方では
東京都立小児総合医療センターということで、こちらの方、今予定しております。
そして、今これができることによってどういう効果があるんだということでございますけれども、こちらについては、先日も特別区障がい
福祉課長会の中でその話も東京都から説明もありました。まだまだ、東京都の方でも
準備段階ということで、区とどういうふうな協議をしていけば、より
医療的ケア児にとってプラスになるかというところは、まだまだ協議途中でございますけれども、やはり
人材育成のところであったり、そういったものを含めてやっていくというふうに認識しております。
◆
浅子けい子 委員 そういう予定で進められるということは、いいことかというふうに思います。
それと、前回もお話があったかと思いますけれども、災害時の要
支援者の
個別避難計画、これを立てていくということで、まずAとかBとかということになるということですけれども、前回の御報告だと、
医療的ケア児はたしか12人、もう
個別支援計画ができましたというお話を伺ったというふうに思うのですが、全体で言うと87人でしたか、前回の報告ですと。そういう方々が、8月までには
個別避難計画をつくっていくという目標でいたというふうに思うのですけれども、今どのような状況になっているのでしょうか。
◎障がい
福祉課長 今、
浅子委員御指摘いただいたところなのですけれども、まず人数のところなのですが、
個別避難計画につきましては13人、今つくっている状況でございます。
また、
医療的ケア児の
把握人数なのですが、こちら今91人という形になっております。
また、
医療的ケア児の引き続いてやっている進捗なのですけれども、こちらについては、
荒川水域とか、その近くにいらっしゃる方々について今把握に努めておりまして、こちらの方が19人、そして、必要性の高い方というものが大体7人程度というふうに把握しておりまして、これを、今後、
計画づくりを早急に進めるべく、援護ワーカー一同動いておるところでございます。
◆
浅子けい子 委員 いろいろ人数が動くので、ちょっと前回も、昨年度の改めて令和3年度で、区内の
医療的ケア児の
実態調査ですか、行ったら91人と、その前か何か、新たな方も災害時安否確認申出書によって全体で117名の
医療的ケア児が分かりましたというような報告があったのかなというふうに思って、実際は動くものですから、人数が変わるのは当然なのですけれども、そういう点では、できれば、これからなのですが、その時々の人数、今この人数把握していますとかというのを事前に資料の方に出していただけると、非常に変化が分かっていいというふうに思います。
それとあと13人の方がもう既に
医療的ケア児の方では
個別避難計画ができたと。この間もほかの方が聞かれていましたけれども、更に全体では、そうしますと
医療的ケア児も含めて、何人の方の
個別計画が今できているのでしょうか。
◎
福祉管理課長 全体で申し上げますと214名でございます。これは、今月頭の数字、8月1日現在でございます。
◆
浅子けい子 委員 214名ということで、テンポとしてはどうなのですか。やはり、いつこういう災害が起こるか分からないというときに、もっともっと本当は早めてほしいなという私の思いはありますし、御近所の方に聞いても、そういう話がありましたというのはなかなかまだ聞けていなくて、本当に早く計画も進めていただいて、やはり地域の車椅子の方とかが、計画がこうやって区の方も来て、一緒にいろいろな話聞いてくれてと、そういう話が聞けるようになるといいかなというふうに思うのですが、今、214名計画をつくった中で、やはり共通した課題とか、そういうものは見えてきているのでしょうか。
◎
福祉管理課長 こちら、今、回っていて感じることなのですが、基本的にAとBを中心に回っております。その中で、回りますと大体半数の方が
施設入所だったりお亡くなりになっているというような現状が見えております。ですので、214名という形でお示しはしておりますが、大体その倍は回っているという形になりますので、亡くなっている方とか
施設入所の方が入っておりますので、結構動きが激しいなというのは、ちょっと感じているところでございます。
◆
浅子けい子 委員 高齢の方だと本当にそうだというふうに思いますよね。
そういうことで、A、Bの方はしっかり足立区が責任を持って
個別支援計画をつくるということになっているというふうに思いますが、CからDの方は、まずは自分でつくってくださいということで、何かそんなお話がありますよね。
そういう点では、やはり1人でいろいろ説明書が届いたりしても、いざ書くというのは大変なのかなと。私も、この間インターネットで
個別避難計画の書く欄とかいろいろ見ましたけれども、たくさん書く欄がありまして、やはり
高齢者はちょっと大変かなというふうに思ったんです。
そういう点では、例えば団体、いろいろな団体、障がい者の団体、足立区にはあるんですけれども、そういう団体の中で一緒に書く時間を取るとか、何かそういう工夫も必要なのではないかというふうに思うのですけれども、そういうお考えはないでしょうか。
◎
福祉管理課長 C、D、Eに関しましては、これから作成をさせていただきますが、基本的に例えばその団体にお話をしてという考え方、そちらの中に考えますと、知られたくない情報と
かもお話をしなければいけないということも考えられますので、現在のところでは考えておりません。
◆
浅子けい子 委員 いろいろ細かく書く項目は、確かにいろいろな自分の健康の実態とか書くところもありますけれども、簡単にチェックする場所なども何か所もありますよね。だから、大ざっぱにみんなで分かるところ書いてみようみたいな、やはりそういう時間を取ると、何かこういうふうな、
個別支援計画はこういうものなんだと、初めて開いたとか、そういう方も出てくるのではないかというふうに思うので、全てということではなくても、
きっかけをつくる。やはりそういうことでは、そういう団体に入っていらっしゃる方は
お互いに
信頼関係も基本はあるかと思いますので、そういう機会も是非活用するというか、何かそういうことも考えていただけたらいいなというふうに思います。
それと、
あと避難計画がつくられて、今度10月には
総合防災訓練ありますよね。それから9月には、
消防団の3
消防団合同訓練か何かありますよね。あの訓練には、
医療的ケア児の方々も参加をするような予定はあるのですか。
◎
福祉管理課長 避難訓練、こちらをする予定は今考えておりますが、ちょっとそこに合わせられるかどうかというのは、また別の問題でございまして、ちょっと
避難計画自体はこれからさせていただく予定で、今、検討はしております。
◆
浅子けい子 委員 本当にまずはやってみなければどんなことが問題が出るか分からない。新しい課題も出てくるか分からないということで、とにかく訓練をしてほしいと、たくさんの会派の方からも、そういう御意見が繰り返しこの間もありましたけれども、
総合防災訓練とか、3
消防団合同点検とか、そういうことも、まず一つの
きっかけだと思いますけれども、やはり何といっても地域でそういう方々と一緒に取り組んでいくというのがやはり重要なのかなと思うんですね。
どこに誰が住んでいるか分からない、どこにどんな人が住んでいるか地域でも見えない。今、そんなような地域でも状況がありますけれども、やはりそういう
防災訓練を小さく取り組む中で、例えば
町会単位とか取り組む中で、あの人のうちには体の弱い人がいるよね、
高齢者がいるよねとか、目の悪い人がいるよねとか、やはりそういうことを
お互いに理解し合いながら、いざというときには
お互いに地域の本当の力ということで助け合うことができるのかなというふうに思うんですね。
私も以前ですけれども、地域で火事がありまして、夜遅かったのですけれども、地域の方が一生懸命に消防に取り組んだんですけれども、そのときに、昔から住んでいる方が、何とかさんはいるかとか、何とかは顔が見えないとか、そういう名前で一人一人確認をしているんですよ。やはり地域で、そうやって
お互いに知り合った中で助け合うというのは非常に重要だし、大事なことかなというふうに思うんですね。
ですから、やはり各
避難所運営組織がありますけれども、そういう単位で訓練をやるとか、
あと町会でもやれることをやるとか、何かそういう、やはりみんなが顔が見える、そういう訓練を是非力入れてやっていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
◎
総合防災対策室長 浅子委員おっしゃるとおり、地域のことは地域の方が一番よく分かっているという状況です。そのために、コミュニティ
タイムラインとか、そういう事業も進めている状況でございます。
今、名前を呼んで、本当に顔を見て安心するという、そのような訓練を是非ともやりたいというふうに進めておるところですが、
皆様御存じのとおり、
コロナ禍で人が集まれないという状況の中、できるような状況になれば、準備万端整えておりますので、すぐにでも始めていきたいというふうに考えております。
◆佐々木まさひこ 委員 それでは、私の方から
水防体制の
検討状況についてちょっと気になったというか、
総合防災対策室長が現状におけるというふうにおっしゃいましたので、ちょっと
言いがかりに近いような言い方をしてしまうのですが、2ページ、
分散避難推進部会、
避難所運営部会の例えば7番、
在宅避難・
縁故等避難の推進、これ、あだち広報等で
水害特集記事を掲載というふうになっています。
これ、特に台風19号以降は、
台風シーズン前などには、こういう
水害特集など毎年組んでいただいているというふうに思いますけれども、これに状況が完了となっているので、まず引っかかってしまったんですね。
いわゆる、どれだけの区民が、こういったいわゆる
在宅避難とか
縁故避難とか、いわゆる早期の避難とか
広域避難とか、そういったことの重要性というのを理解しているのかということは、区は、やはり調べておられるのでしょうか。
◎
総合防災対策室長 佐々木委員おっしゃるとおり、完了ということではなくて、8月25日号、今日出ますので、これについて完了と書かせていただいたというところでございます。
荒川下流河川事務所と合同で、今、水害について
アンケートを取らせていただきました。それで、今日はちょっとまだ分析が終わっていないものですから出せないですが、次回の災害・
オウム対策調査特別委員会には出していきたい、
皆さんがどのように考えているか。
一番怖いのは、もう浸水深が3mもあるので、私がどうやっても逃げませんとかいう回答も来ているんですね。その辺を分析して、どうやったらそういう人を少なくさせられるか、今、
荒川下流河川事務所の方で分析を進めております。その結果出ましたら、御報告をさせていただきたいと思います。
◆佐々木まさひこ 委員 そうですね、そのとおりだというふうに思います。
その
区民アンケート、提案しようと思ったらそういうふうにやっていらっしゃるということなので、特にやはり区民の七、八割ぐらいまで意識が浸透しているとか、あとは率先避難される方が、
町会単位とか自治会、そういう単位で率先して避難される方がいるとか、いろいろな手だてはあると思いますけれども、ともかく
避難行動を起こしてもらうには、やはりそれなりの
きっかけが必要になってきますので、あらゆる手段を通じて、これは終わりのない作業だというふうに思います。これ是非、粘り強く取り組んでいただきたいというふうに思います。
あと、申し訳ない、そういう絡みでもう1点。
例えば、11番の
広域避難先の確保なのですが、東京都が8法人13施設と
包括協定、東京都が2法人2施設と
細目協定、これは、具体的にはどのような施設なのでしょうか。
◎
調整担当課長 具体的に、ちょっと読み上げになってしまいますが、今、
広域避難先として東京都の方が中心となって協定を締結しております。
国立オリンピック記念青少年総合センターとか機構、あとは
大学関係が今中心に進めてあります。都の関連の施設でございますが、
東京ビッグサイト等も入っていまして、今、8法人と、
あと細目協定につきましては、今、御答弁しました
オリンピック青少年総合センターと、
あと東京藝術大学は、明日、締結の予定になっております。
◎
総合防災対策室長 ただいま
東京藝術大学のお話をしましたが、東京都で協定を結んだ際に、あまり表立って公表してほしくないという話がありまして、申し訳ございません。名前を載せていないという状況です。
キャパシティーが狭いので、公表するとあふれてしまう、そのようなことも考えられているみたいなので、確保はしているんだけれども、ですから、
自治体自体は
皆さんどこも知っているというところで避難の誘導はさせていただくのですが、表立って出せないところもございます。
◆佐々木まさひこ 委員 いみじくもおっしゃいましたけれども、あふれてしまうという、これも各
広域避難先の確保先として完了ではもちろんないだろうなというふうに思うわけなのですが、あらゆる施設を当たり、
垂直避難先も
垂直避難ビルなども確保し、あとはいわゆる
中川公園とか舎人公園とかああいった先でも
広域避難先として確保し、あとは、それこそ県外、いわゆる区外への
広域避難、いわゆる
近隣自治体との協定というようなこともこの先考えていかなければいけないだろうし、ごめんなさい、この完了という言葉に引っかかってしまったものですから、申し訳ない。
こういったことも含めて、特に
広域避難先の確保などは、もうこれは大変な作業ですので、なかなかそう簡単にはいかないのは分かりますけれども、これはまた、いわゆる努力していただきたいというか、まためどを付けて頑張っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
総合防災対策室長 この完了という表記がよろしくないという、今、御意見をお聞きしまして、私もそのとおりだなと、今、思っております。
この時点でいいんだよというところがなくて、これから更に
皆さんの安全性を高めるために、いろいろなところを
協定先として、
避難先が多くあることが望ましいので、いつまでたっても完了はしないのかなという、今の
佐々木委員の御意見の中では、私もそういうふうに考えておりますので、この辺の表記も変えさせていただいて、更に協定を進めさせていただく努力をしていきたいというふうに考えております。
◆佐々木まさひこ 委員 すみません、本当にちょっと
言いがかりに近いような感じなので、そこら辺のところは本当によく分かっていらっしゃるとは思うのですが、特に荒川が万一決壊した場合の
避難人数というのは、もう大変な人数になってまいりますので、これも含めてしっかりと、大変なお役目ですけれども、頑張っていただきたいと思います。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑ありますか。
◆銀川ゆい子 委員 私も
個別避難計画のところで幾つか質問させていただきます。
まず、新規の
優先区分C、D、Eの比較的リスクの低い方々の
個別避難計画について、先ほど
浅子委員の御質問のときに、答弁で、知られたくない情報もあるから
介護団体や介護の
事業者と一緒に書いてもらうことは考えていないという答弁であったのですけれども、この表の内容の中には、
介護サービス事業所等と意見交換しながら進めていくとあって、私は、これを見たときに、その介護の団体とかと一緒につくっていくこともあるのかなと思ったのですけれども、今の段階では、先ほどの答弁で聞くと、介護の
事業者とC、D、Eの方々が一緒につくるということはないというふうでよろしいでしょうか。
◎
福祉管理課長 この一緒につくるということは、この内容を詰めるときに一緒につくるというお話でございまして、実際、書いていただいたところのものについて、そこを一緒にやるということではございません。あくまでこの
計画書を作成する段階、この段階で
介護事業者の意見を聞きながらつくっていくということでございます。
◆銀川ゆい子 委員 かしこまりました。
でも実際に、先ほど
浅子委員からのお話もあったとおり、実際に
自分たちで書くというと、なかなかできない方もたくさんいらっしゃると思います。C、D、Eの方々、リスクが低い方々ではあるんですけれども、やはりその方々の中にも、
介護サービスを受けられている方々、福祉の専門職の方々が携わっている方々もいると思うので、そういう方々は、
自分たちの情報も先方に伝えているので、もしその方々が書き方分からないということであれば一緒に連携してやっていってもいいのではないかと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 個人情報が関係しないものであれば、私どもも一緒にお話はさせていただける部分はあると思いますので、その部分に関しましては大丈夫です。
あと、個々に、このC、D、E区分に該当する方が例えば団体にお話をしに行く、そういう部分であれば全然構わないというふうに思っております。私どもから、例えば、その団体の方に
個人情報を提供してということでは、ちょっとそこはやはりその壁がございますので、そこは差し控えたいというふうに思っているところでございます。
◆銀川ゆい子 委員
介護事業者の方は、最終的にそういうことであるのですけれども、区の職員の方々が、例えばC、D、Eの方々がちょっと作成の仕方が分からないから一緒にやってほしいというふうにお話があった場合は、一緒に作成するということも可能なのでしょうか。
◎
福祉管理課長 現在もそのようにやっておりますので、なるべくこちらC、D、Eに関しましては、簡素にしていきたいというふうに考えております。ですので、例えば大きなA3の用紙でありましたり、回答書はA4、1枚にするとか簡素にやりまして、分からない部分に関しては、私どもの方にお問い合わせいただくなりしていただければ、個別に訪問する、または電話で丁寧に対応してまいります。
◆銀川ゆい子 委員 全体で9,500人現段階でいらっしゃるということなのですけれども、毎年人数は変化あると思うのですけれども、大体のめどとして、このぐらいの期間で終わらせるという目標はあるのでしょうか。
◎
福祉管理課長 なるべく年度内には進めていきたいというふうに考えております。
◆銀川ゆい子 委員 次に、リスクの高い
優先区分Aの方々についてちょっとお伺いしたいと思います。
AとBの方々合わせて500名いるということなのですけれども、Aの方々で現状の達成率はどのぐらいなのでしょうか。
◎
福祉管理課長 すみません、ちょっと個別に、AとB一緒にしてしまっているので、個々にちょっと出してはいないので、すみません、後ほど、その部分に関してはお知らせいたしたいと思います。
◆銀川ゆい子 委員 AとBの方々の目標とか、いつぐらいまでに終わらせるというのはありますでしょうか。
◎
福祉管理課長 こちらに関しましては、基本的に8月、9月のところで一応仕切りをしております。
◆銀川ゆい子 委員 要
支援者の方を避難させるときの、それぞれ担当者というのは、もう決まっていらっしゃるということでよろしいでしょうか。
◎
福祉管理課長 担当者というのは、移送するところというふうに解してよろしいでしょうか。
こちらにも記載をさせていただきましたが、民間救急と契約の方を締結しております。
◆銀川ゆい子 委員 区の職員の方々の担当が決まっているというのは、ありますでしょうか。
◎
福祉管理課長 区の担当がいるということではございません。
◆銀川ゆい子 委員 「ガバナンス」、去年の2021年の8月号なんですけれども。
[資料を提示]
ここに近藤区長の特集号が組まれていて、そこに大規模水害に備えるというところで区長のインタビューが載っていたので、ちょっと見てみました。
そこに、ちょっと読み上げをさせていただくと、「今年度から避難が困難な方に対する個別の避難
計画づくりを始めた。寝たきりの方など、災害時に自分1人では避難できない
避難行動要
支援者の中で
優先度の高い人から、担当チームの職員が自宅にお邪魔をして、実際に台風が最接近する前に誰がどこへ避難させるかという計画をつくっている」というふうに書いてありました。
実際に避難させるときに、区の職員の方が付いているというふうに考えていたのですけれども、区の職員ということではなくて、その民間の方々がそれを担っているということで、よろしいでしょうか。
◎
福祉管理課長 基本的に移送に関しましては移送の専門の業者が入ります。あと、避難所におきましては、そこに保健師等が入りますので、そこにおきましては区の職員、そこにまた加えて
介護事業者とか委託の
事業者、そちらが入るという形になっております。
◆銀川ゆい子 委員 ここにも書いてあるとおり、今計画をつくっているということなのですけれども、これは予定どおり確実に進んでいるのでしょうか。遅れを取っているということはないのでしょうか。
◎
福祉管理課長 日々、計画どおりというふうにはなかなかいきません。どうしても、先ほど申し上げたとおり、亡くなっている方とか
施設入所になっている方とか、お手紙が後から来た方とか、そういうことで若干の差が出てきますので、ほぼ計画どおりよりも若干ちょっと遅れ、遅れということでもないのですけれども、少しずつ進捗はしているというふうに考えております。
◆銀川ゆい子 委員 このインタビューも、最後のところで、区長が、「いずれにしても、
コロナ禍を含め、今は日々自治体の組織力、首長のリーダーシップが試されていると感じる、毎日が試練を受けているようだ」と書いてありました。
この
個別避難計画というのは、区長の思い入れの強い事業でもあると思うので、遅れているとすれば、計画どおりできる限り、いろいろ大変な部分あると思うのですけれども、進めていっていただきたいと思いますが、そのあたりの区の見解はいかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 今回、
タイムラインのこちらの方で試験をしたりとか、
避難訓練の実施をしていきたいというふうに考えておりまして、これからまたC、D、Eに関しましても、
皆さんのところにお手紙を出すという形で動いております。遅れというよりも、ちょっと進捗がゆっくりな部分もございますが、一生懸命こちらも頑張って努力をしていきたいというふうに思っております。
◆横田ゆう 委員 今、銀川委員からと
浅子委員から話がありましたように、やはり全体像が見えないんですね。Aの人が何人いて、何人できていて、何人まだ残っているのか。Bの人もそうですし、
医療的ケア児についても、果たして何人の人がまだできていない状況にあるのかというのが、とても見えてこないという状況なので、やはりこの委員会に合わせて公表できるように、毎回、毎回、報告をお願いしたいというふうに一つは思いますけれども、いかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 先ほど
浅子委員からも御要望がありましたので、次から数字を入れられるよう努力したいと思います。
◆横田ゆう 委員 この避難所でのケアということで、区の職員と介護士の有資格者と看護師ということになっていますけれども、具体的に言うと誰を配置するようになっているのでしょうか。
◎
福祉管理課長 具体的とおっしゃいますと、この介護の有資格者とかそういうことでよろしいのでしょうか。
◆横田ゆう 委員 はい。
◎
福祉管理課長 区の職員保健師でございます。
介護事業者、委託
事業者の中で、例えばその有資格者を持っている方を配置していくという形になります。
◆横田ゆう 委員 委託
事業者というのは、どこの
事業者のことなのでしょうか。
◎
福祉管理課長 こちらは、ライフケアプランという会社になります。
◆横田ゆう 委員 分かりました。
そして、介護事業所との
タイムラインの共有の件、つくっていくということになっておりますけれども、ここについて、どのように進めていくのかがちょっと見えないのですが、どのようなイメージで進めていく予定なのでしょうか。
◎
福祉管理課長 タイムラインのこちらの部分のイメージということでよろしいでしょうか。
◆横田ゆう 委員 はい。
◎
福祉管理課長 こちら、
介護事業者に対しまして、現在、その
事業者の責任者等にお話をさせていただきまして、現在こういうようなメールを流しますよというお話を全
事業者の方にしております。
それから、4日前、3日前、2日前という形で、それぞれ流していくような形で、まずは訓練をさせていただくような形でおります。
すみません。先ほど、私、ちょっと会社名、パソナライフケアという会社になります。
◆横田ゆう 委員 パソナ、分かりました。
それで、この現場の介護事業所の事業主や介護職員、そしてケアマネジャーは、この
タイムラインについて、この考え方、それをどれぐらい知っているのか、把握はしているのでしょうか。
◎
福祉管理課長 それを、今、現場のトップの方から各
介護事業者の中にお話をしていただきまして、周知をしているところでございます。
◆横田ゆう 委員 やはりここは丁寧にした方がいいと思うんですね。このレクチャーをして、周知をしていくということが非常に重要で、丁寧に進めていただきたいのですけれども、メールを例えば配信したりとか通知をしたりだけでは、
タイムラインという考え方が、4日前から進めていく、その経過というのはかなり勉強しないと理解できないものだと思っているんです。相談員とかケアマネジャーがよく理解した場合には、利用者家族に説明をしながら、きちんと理解できるようになっていくというふうに思いますけれども、そこがうまくいかないと混乱が生まれると思いますが、いかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 すみません、そこの混乱をしないように、今現在いろいろな会議体とか説明会とか、何かやっている、ケアマネジャーの会議とかそういう部分でお話をさせていただいて、こちらの
タイムラインをしますよということで説明をさせていただいております。
◆横田ゆう 委員 是非、私も介護の現場で働いておりまして、ケアマネジャーも地域包括支援
センターの職員も長年やっていましたので、やはりここは丁寧にやっていただいて、やはり時間を取って勉強しながら進めていくということで、この事業所ですとか地域包括支援
センターの職員がこの
タイムラインを理解すれば、本当に区役所が把握していない状況の人たちも、この理論で救えていくというふうになってくると思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。
それから、区内に25か所の地域包括支援
センターがありますけれども、ここについても、やはり
タイムラインを理解してもらうということについては中心的な役割を担ってもらうような形で、ここで学習会をする、レクチャーをするとかそういうことを進めていただきたいなというふうに思いますけれども、その辺はやっているのでしょうか。
◎
福祉管理課長 先日、地域包括支援
センターの方とか介護の
事業者の方とお話をしたのですが、その中で、地域包括支援
センターに関しましては、水害時逃げるというようなことが今言われているというふうな話を聞きました。ちょっとその出どころが分からないので、そこを何とか解決をして、一緒になってできるような方向で今考えております。それが一つの課題として、今、挙がっているところでございます。
◆横田ゆう 委員 その地域包括支援
センターに理解を進めていくという上では、やはり基幹包括支援
センターが重要な役割を果たしていますので、月に1回は必ず情報公開、情報交換の場を設けていたりしますので、やはりそことよく話し合って、どういう進め方がいいのかということをきちんと話し合って、正確な情報が伝わるように、是非していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 基幹包括支援
センターに限らず、今、地域包括ケア、基幹です。そちらの全体の会の中で、今、運営をさせていただいておりますので、そちらに情報が伝わっていないということはないと思うのですが、なるべく全体に伝わるよう努力させていただきます。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに、質疑は。
◆にたない和 委員 ちょっと何点か質問させていただければと思うのですが、まず2ページ、
在宅避難・
縁故避難等の推進とありますけれども、先ほど
アンケートを実施中で、今現在取りまとめ中ということでありましたけれども、
避難先の確保の必要数、これの推計ができるような
アンケートであったというところでよろしかったでしょうか。
◎
総合防災対策室長 にたない委員もおっしゃられる避難民が完全に区内で避難ができるかというと、どんなことをやっても、多分、今の施設の数では難しいというところで、そのために分散避難というのを進めております。
公共施設だけではなくて、
縁故等避難、地域外の親類の家とかお友達の家にも避難をしていただいて、危険のないようにということで分散避難を推進しておりますので、その
アンケートの中で、これを全部区内で用意する、そういうような
アンケートの内容ではございません。
◆にたない和 委員 大体の推計みたいなものは、必要数の推計みたいなのはできるのかというところなのですけれども、いかがでしょうか。
◎
総合防災対策室長 推計については、避難が必要なところにエリアを限って出しておりますので、推計数は出るというふうに考えております。
◆にたない和 委員 次に、確認なのですけれども、3ページ目の11番目の項目の
広域避難先の確保ということなのですけれども、現在の
広域避難先の確保数、ざっくりでいいんですけれども、総数で
広域避難だと大体どれぐらいの数になるのでしょうか。規模的なものというのは分かるんですか。
◎
調整担当課長 確保数ということで今行っている、御質問の中に、こちらに記載している数なのですが、中心が東京都でございまして、東京都が江東5区ほか関係区の代表として、今、都の中の調整をし、施設を選定をしたところでございます。
◆にたない和 委員 見えないというところになるのかなというところであるのですけれども、今現在
アンケートを取りまとめ中ということで、推計もちょっとできるけれども、ちょっとそういった趣旨ではないということだったのですけれども、大体区として、
広域避難先の必要数として、大体ざっくりでいいんですけれども、どの程度考えているのかというのは、いかがでしょうか。必要数について。
◎副区長 前回の答弁で、1人1.65㎡と換算すると、大体15万人ぐらいの避難を受け入れられるという答弁をさせていただきました。
水害のときは、全体で24万人ほどの避難が必要かなというふうに考えていますので、
垂直避難とか
在宅避難とか
縁故等避難と、プラス
広域避難という形になると思いますけれども、ただ
広域避難は、かなりそこに行くまでのいろいろな準備だとか人の手配だとか必要ですので、
広域避難を実際に数で表してやっていくというのは、かなり難しいかなと思っています。
◆にたない和 委員 正にそのとおりだと思うんですよね。だからこそ、これ目標数であるとか、必要数であるとか、実際に
広域避難ができる数というのは、やはり東京都と連携してでも数字を出していって、なおかつ、これが例えば
広域避難数が足りないよということは、別にこれは足立区が責任を取らなくてはいけない話とか、何か負い目を負わなくてはいけない数字ではないとは思うんですよ。絶対数足りないということは、区民の方がしっかりと理解していただくことこそ、
縁故避難であるとか、次の体制のつくりの推進につながると思うんですよね。
ただ、その中で、例えば確保数と必要数というのが見えないと、合理的に区民の方が、なるほどだから
縁故避難が必要なんだということが分からないと思うんですよね。だから、今現在、確保されている数というのを、少なくとも数字でちょっと出していただいて、明らかに足りないんだなと。
実際、災害が起きて水害が起きて避難するときに、やはり自分らで
縁故避難先をしっかりと確保していないとまずいんだなということを、区民の方に納得していただけるというのが必要だと思うんですよ。
その中で足りていないことを数字に出すというのは区役所の方だとなかなか難しいのかもしれないのですけれども、それは仕方がないと言いますか、理論上不可能な話であって、東京ドーム何十個分という、この前、私の方も一般質問でちょっと質問させていただきましたけれども、それを区内に造る、また、
広域避難先で造るというのは、なかなか難しい話であって、ただ、いかんせん、地域の方とかと防災の話とかしていると、実際問題、私たち町会でこれだけの世帯があるんだけれども、それが避難できるところどこなんだよと、足立区はちゃんと用意しているのかと。まだいまだにそういった認識でいる方が非常に多いところでありますので、是非とも区が確保しなければならない区民を避難させるのに必要な数と、今現在、確保できている数、これ幾ら足りていなくても構いませんので、できれば数字で出していただいて、区民の方が合理的な判断して
縁故避難につなげられればと思いますので、あくまでちょっと要望ですけれども、よろしくお願いいたします。
また、4ページ目、令和3年に作成したA、Bについては、委託で進めていくということですけれども、つまり、A、Bについて毎年更新作業入っていくと思うのですけれども、これはずっと委託で毎年やっていただけるというところで、理解でよろしかったでしょうか。
◎
福祉管理課長 最初の初期、ここは、私ども区の職員で行います。その後、更新に関しまして委託の方でという話になりました。
◆にたない和 委員 つまりその部分のリソースとかというのを、C、D、Eの方に振り向けていくことが可能になってくるということですか。
◎
福祉管理課長 その分というようなこともございますが、なるべく、それで分からない部分に関しても、寄り添っては支援をしていきたいというふうに考えております。
◆にたない和 委員 先ほどから
優先区分Cについて、いろいろな委員の皆様から質問ありましたけれども、ここもちょっと確認なのですけれども、この
優先区分Cについては、
施設入所者とひとり暮らしとか、実家で在宅でひとり暮らしとかされている方も一緒の区分であるという理解でよろしかったでしょうか。
◎
福祉管理課長 施設入所者は含まれません。あくまで在宅でございます。
◆にたない和 委員 在宅の方でひとり暮らしと、家族同居の方とひとり暮らしの方も混在している区分であるという理解でよろしいでしょうか。
支援者はいるというところ。
◎
福祉管理課長 Cに関しましては、
支援者ありの部分がございます。自宅が浸水して、自力避難が難しく、あと
支援者ある場合もございます。
◆にたない和 委員 つまり、家族と同居している方とひとり暮らしの方と一緒になっているということで、理解でよろしかったでしょうか。
◎
福祉管理課長 にたない委員おっしゃるとおりでございます。
◆にたない和 委員
優先区分Cに関しては、非常に数も多くなってくると思うのですけれども、その中で、ではCそのまま今の区分でいいのかというと、今後なのですけれども、例えば、
優先区分Cについては、ひとり暮らしの方と家族同居の方と、やはり優先順位というのは、危険度というのは若干差が出てきますので、そういった新たな区分割みたいなものも検討しながら、是非とも取組を進めていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 今回やってみて、例えばAとBもそうなのですけれども、大体半数の方が入所だったりとか、ちょっと除外という形になっておりますので、多分C、D、Eに関しましても、やっている中で課題が見えてくると思いますので、にたない委員おっしゃるとおり、その課題を解決しながら進めてまいりたいというふうに思います。
◆にたない和 委員 あと2項目だけ、ちょっと確認させていただきたいのですけれども、5ページ目、
介護サービス事業者災害時の運用可能状況について、ちょっとお伺いさせていただければと思うのですけれども、数日前から分かるということで、
介護事業者のところあるとは思うのですけれども、例えば荒川等が氾濫する場合というのは、やはり河川として氾濫の、雨が実際に降ったタイミングと氾濫するタイミングというのは大きな差が出てくる中で、例えば数日前から非常に強く雨が降られてしまうということもあり得ると思うんですね。
つまり言えば、
介護サービス事業者に通勤している方が通勤できない状態のまま、避難をしなくてはいけないような状況に陥るという場合も少なくとも考えられるのかなと思うのですけれども。その
介護サービス事業者であるとか、そういった方々が、例えば水害の差し迫っている状態のときに、どの程度その避難が実行可能かどうか、またそれに対しての支援とかというのは、取組というのはされていますでしょうか。
◎
福祉管理課長 現実、ちょっとそこまでは、まだお話をさせていただいておりませんので、これを流してみて、例えばメールに関しましても、例えば事業所に届くもの、個人に届くものというような形で様々いろいろな状況があるということが、今、分かっております。ですので、これを始めてみて、また課題が見えてきますので、ちょっとその部分に関しましては、また
介護事業者と話合いをさせていただければと思います。
◎
総合防災対策室長 タイムラインにつきましては、危険性がある可能性が高いというところでありますので、必ずその被害が起こるという状況で進めるものではございません。ですので、こういう危険性がありますよということで、4日前から連絡を取るとか、そういうことで
タイムラインを動かしてまいりますので、準備をしていただくというのが
タイムラインの主な目的ということでございます。
◆にたない和 委員 やはり実際問題そういったものが機能しないと意味がないところでありますので、是非とも、例えば4日前とかだったら大丈夫だと思うのですけれども、例えば判断が微妙な段階で、前日とかにそういった避難せざるを得ない状態になってしまった場合とかというのは、雨がピークのときに、それこそ事業所に行くわけですから、区も災害のときに参集できる人数というのが、やはり変化してきてしまうのと同じように、
介護サービス事業者も、実際問題、災害のときに出勤できる方というのは、おのずと変化が出てきてしまうものですから、そこも含めて様々な機会あると思いますけれども、是非踏み込んでちょっと確認していただければなと思います。これ要望です。
あと最後に6番目、
タイムラインについてなのですけれども、6ページの
タイムラインです。
線状降水帯であるとか、これ確認なんですけれども、氾濫水位まで上がる状況の場合というのは、時間というのは、どの程度区としては想定されているのか。実際問題、最悪のシナリオの場合とかというと、例えば
線状降水帯が発生しますよという、普通の台風だったら数日前から分かると思うのですが、
線状降水帯が発生して、危険が予知できるという状態から大体どれぐらいの猶予を見込んでいるのか、24時間ぐらいなのかというのを、そこだけ最後ちょっと確認したい。
◎
総合防災対策室長 今、精度は上がってきているとはいえ、24時間前には多分ほとんど分からないという状況です。12時間前であれば、かなりの確率で当たるというふうに考えておりますけれども、なかなか東京都内で
線状降水帯ができるという、地形等も含めて、専門家の意見では、東京都の中で
線状降水帯はなかなかできない、23区内ですけれども、という見解もございます。
これが、完全ではないというところでございますので、これからどんどんまだ精度が上がっていくはずでございます。すばらしいコンピューターを使って、今までのデータを打ち込んで、それで
線状降水帯の予測を今しているところでございますので、これから精度が上がって24時間前、更には48時間前ということも可能かなと思いますが、今は12時間前で当たる確率はさほど高くないというところでございます。
◆にたない和 委員 ありがとうございます。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑はありませんか。
◆長谷川たかこ 委員
医療的ケア児の
避難先の命綱として、以前から自家用発電機についてお話をさせていただいております。御要望もさせていただいているところなのですが、まず足立区として、自家用発電機を何基購入して、何台それを
避難先の方に、今、貸与しているのか、現状お聞きできますでしょうか。
◎
総合防災対策室長 以前から御質問いただいておりまして、実際には、
医療的ケア児の方は自分で専用の発電機をお持ちだということで、二次避難所に箇所数と同じぐらいの発電機は用意しておりますが、どうも電圧等が変わってしまうと呼吸系のやつだと体にあまりよろしくないということでございますので、電圧が平均的にきれいに流れるような発電機というと値段も高いものですから、
皆さん医療的ケア児の方はお持ちだということでお話を伺っておりますので、通常の発電機は二次避難所の数だけは用意されております。
◆長谷川たかこ 委員 その中で、うめだ・あけぼの学園は、どういう対応になっているのでしょうか。
福祉避難所になっているのか、二次避難所とか、そういうカテゴリーの中でいえば、うめだ・あけぼの学園はどのような施設になっていますか。
◎
総合防災対策室長 大変申し訳ございません。うめだ・あけぼの学園の資料が、今のところございませんので、後でお調べをして御回答させていただきたいと思います。
◎副区長 前回も御質問いただいて、それでヒアリングも今後させていただくという答弁させていただいておりますので、今後、聞く機会を設けていきたいと思っています。
◆長谷川たかこ 委員 これが、この内容は、でもこの間話した内容ではなく、はるか前から、数年前から要望していて、要望する度に早急にヒアリングしてきますとかという御回答いただいていて、ずるずる一体いつになったらという状態で、この間も話したら、まだヒアリングしていませんとおっしゃるんですね。
うめだ・あけぼの学園の理事長が必要なんですと、実際に
医療的ケア児が通っていらっしゃっていて、
避難先として、うめだ・あけぼの学園を選ばれる方もいるという実情の中で、自家用発電機がないので是非付けていただきたいという御要望が数年前から出ているんです。それを
執行機関の皆様にお伝えすると、すぐにヒアリングしますからと言いながら、結局ヒアリングされていないという現状があるのですが、いつヒアリングしていただけるのでしょうか。
◎
総合防災対策室長 大変申し訳ございません。そのような答弁をしているということでございますので、私の責任において、今月中にヒアリングをさせていただきたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員 是非ヒアリングしていただきまして、御要望に応えていただきたいと思います。
それとあと、
個別避難計画書の作成についてなのですが、
医療的ケア児が通っているそのうめだ・あけぼの学園であったりとか、療育施設つばさなどの施設が足立区にはありますけれども、そちらの事業所の方からは
個別計画案に是非参加させていただきたいという御要望もいただいております。
現に、やはり実際に当時者と関わって支援をされている事業所を
個別計画作成のときには携わっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
福祉管理課長 その作成に関して事業所が関わりたいということでよろしいのでしょうか。ちょっとそこは、そちらの事業所とお話をさせていただければと思います。どのようなことを要望されているのか、ちょっと確認をさせていただければと思います。
◆長谷川たかこ 委員 では、是非、療育施設つばさや、うめだ・あけぼの学園に御連絡いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 質疑なしと認めます。
次に会派からの意見を求めます。
◆渡辺ひであき 委員 まず
委員長に申し上げたいのは、これ令和元年9月10日に出された陳情であります。この委員構成になってから、まだ3回目の委員会ですから、これについて新しい方々が質疑されるのはいいと思うのですけれども、もうこれだけで1時間ですよ。
申し上げたいのは、議事録に同じような質疑をされているのはたくさんありますから、それについては
委員長の差配の中で、同様の質問があって答弁がありますので、それを読んできていただきと思います。
それから、ただこれをここまで継続で質疑をしてきたのは、当時からいろいろな変化があって、傍聴者の方々もいるので申し上げるわけでございますけれども、やっと
個別避難計画の作成というところにたどり着いて、相当進捗をしてきたというふうに思います。
ただし、先ほど
総合防災対策室長からの答弁からもあったように、まだ訓練ができていない、それから、地域での情報の共有ということについては、
コロナ禍でできていることがまだ少ない。そういう意味において継続をして、ここまで議論をしてきたということだというふうに思っております。
そうしたことを全部ひっくるめて、先ほどの長谷川委員のような大変重要な質疑もございましたので、今回は継続とさせていただきますが、私どもも、任期あとしばらく、半年ちょっとでございますから、この任期中に決めるべきものは決めなければいけない、そういうことも含めて態度表明をさせていただきたいと思います。
◆
渕上隆 委員 継続です。
◆
浅子けい子 委員 私たちも、うめだ・あけぼの学園の発電機については、数年前に要望をお聞きして要望を出してきたんですよね。何か実現したというふうに私たちは認識していたのですが、それが実際はしていなかったと。
先日も、私たちもまた懇談をしまして、そのときにも確認をいたしましたら、うちは第二次避難所なんですよとおっしゃっていました。それで、区としてそういう位置付けがあるのか、ないのかちょっと御回答がなかったけれども、実際に、
医療的ケア児もいらっしゃるし、発達支援児もいらっしゃるしと、実際に、第二次避難所の要件を満たしているところであって、避難をしてくる方も当然いらっしゃるし、そのつもりで園長もいらっしゃるので、是非これは実施を早期にしていただきたいというふうに思います。
それから、あと
医療的ケア児が、いろいろこの陳情が出されたことによって、いろいろな
個別計画まで発展をして、これからやはり自己責任ではなくて、弱者もみんなで支えていく、やはりそういう論議が具体化されようとしているときに来たのかなというふうに思っています。更に一層、やはり充実をさせなければいけないし、
医療的ケア児が安心して、災害なんかも大丈夫なんだというふうになっていくように、実現をさせていきたいという気持ちで、採択を求めます。
◆銀川ゆい子 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 先ほど申しましたもろもろの要望に、是非迅速に対応していただきたいと思います。
採択でお願いします。
○
杉本ゆう 委員長 これより採決をいたします。
本陳情を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○
杉本ゆう 委員長 挙手多数であります。本陳情を
継続審査と決定いたしました。
次に、(2)元
受理番号25 原子力発電所の被災、事故に対応する「地域防災計画」の早急な具体化を求める陳情を
単独議題といたします。前回は
継続審査であります。
執行機関、何か変化ありますか。
◎
調整担当課長 特段変化はございません。
○
杉本ゆう 委員長 ありがとうございます。
それでは、何か質疑ありますか。
◆横田ゆう 委員 私、昨日のNHKニュースを見まして、岸田首相は、原発の再稼働10基に加えて7基を再稼働するということを発表していました。その中には、東海第二原発も含まれているわけですね。東海村の村長は、そんな話を初めて聞いた、まだ村民の意見も聞いていない、これから民意を聞いていくというような話をされていました。
福島第一原発以降、原発を増設するということですとか建て替えということは、これまで想定していないということで、政府の方針があったと思いますが、これが大きく転換されることになったと思うんですね。
その後、住民の方がインタビューに答えていて、再稼働はやめてほしい、命には代えられない、怖いというような意見や、また反対にクリーンエネルギーとして再稼働してほしいという賛否両論が出されていました。
それで、本当に東海原発が再稼働の動きが本格的に出てくるということになる状況でありますけれども、東海原発が再稼働になったらリスクが非常に高まると思いますけれども、やはりこれに備えて地区防災計画は見直していくべきと思いますが、いかがでしょうか。
◎
危機管理部長 原発の再稼働については、まだ検討段階というふうにニュースで私は聞いているところでございます。そこが稼働したらとか、どうしたらというのは、今の時点では我々は想定してはおりません。
基本は、国の示す方針に沿って、対応策というのは検討していきたいというふうに思っております。
◆横田ゆう 委員 是非その
検討状況に入ったということは、こちらも身構えてちゃんと検討していかなければいけないということで、今でさえ、やはりそういうものの、要するに再稼働しないまでも、今現在もあるわけですから、これに備えるようにしていただきたいというふうに思っているのですけれども、それに加えて6月に東京都が新たな被害想定について発表しました。都心南部直下型地震ということで、これが起きれば本当に大惨事になりかねないという意味で、二重の意味のリスクが高まってきているというふうに思っています。
やはりこれに備えて計画の見直しを、様子を見ながらと言いますけれども、いつ起こるか分からない、この地震が起きる可能性がある中で、やはりきちんと見直しをしていくべきと思いますが、いかがでしょうか。
◎
危機管理部長 東京都の方が被害想定、今回見直しして、東京都の地域防災計画を改定するというふうに聞いております。その改定の中で、原子力対応なり、放射能対応というのが明記されるなり方針が示されれば、それに沿って足立区としても対応を考えたいというふうに思っております。
◆横田ゆう 委員 是非、早めに手が打てるように考えていただきたいというふうに思います。
福島第一原発当初でも足立区に放射能は随分ひどく流れてきたわけで、これが、東海第二原発が地震とか事故になったらば、もっと高濃度の放射能が流れてくるはずなんですね。そのための対策を今から考えていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎
危機管理部長 繰り返しの答弁で大変恐縮なのですが、東海原発で地震が起きて被害が出た場合、その時期だとか、風向きだとか、いろいろな状況によって被害というのは変わってくると思っております。
基本、原子力
災害対策特別措置法という法律に基づいた対応がその場合は取られてくると考えておりますので、今、我々としては、まず情報収集、そういった場面での情報収集するということ、区民に情報提供すること。あと地域防災計画では、そういった災害が起こったときには、今回改定した中で保健医療活動という項目を足立区はやっていきますというのを明記してありますので、そちらの計画に沿って対応していきたいというふうに考えております。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 質疑なしと認めます。
それでは各会派の意見を求めます。
◆渡辺ひであき 委員 いろいろ態度表明をしたいというふうに思っておるのですけれども、今回は継続で。
◆
渕上隆 委員 継続です。
◆横田ゆう 委員 この地震災害というのは、必ず近いうちに起こるというふうに予想されております。この陳情の趣旨である原子力発電所の被災事故に対する地区防災計画の早急な具体化は大変重要な陳情であると思いますので、採択を求めます。
◆銀川ゆい子 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 継続です。
○
杉本ゆう 委員長 これより採決をいたします。
本陳情を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○
杉本ゆう 委員長 挙手多数であります。本陳情を
継続審査とすることに決定いたしました。
次に、(3)3
受理番号14 放射能汚染から子どもの健康を守るための陳情を
単独議題といたします。前回は
継続審査であります。
執行機関、何か変化ありますか。
◎
危機管理部長 特に変化はございません。
○
杉本ゆう 委員長 ありがとうございます。
それでは、何か質疑ありますか。
◆
浅子けい子 委員 前回、横田委員の方から話がありました、3.11当時の公園とか保育園、小・中学校の放射能汚染土、それを埋設したということが分かっていたわけですけれども、それを情報公開を是非してほしいということで、区のホームページに公表を前回は検討しているという答弁があったのですが、その後、実際にホームページにも載っているのでしょうか。
◎資産管理課長
浅子委員おっしゃる御質問については、関係所管で前回協議しているというお話をさせていただきました。ようやく関係所管との協議がまとまりまして、ホームページに公表できる準備が整いましたので、本日中には公表したいと考えております。
◆
浅子けい子 委員 本日中に公表されるということでよかったと思います。
公園も含めて公表がされるということで、やはり放射能汚染土は非常に低減するまでもう何十年も掛かるということが分かっています。それで、区民に分かるようにしていく、ここに3.11のときの放射能の線量が高い土があるんですよと、埋設しているんですよと分かるということはとても大事なことだというふうに思っています。
誰にでも分かることが必要で、やはりホームページだけではなくて、そこの埋設した学校などだと、あまり子どもがとどまらないようなところに埋設をしているのかと思いますけれども、やはりここに埋設してありますと分かるような表示も必要ではないかというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。
◎資産管理課長 そういったことができるかどうかも含めて、ちょっと関係所管にまた協議したいと考えております。
◆
浅子けい子 委員 実際、汚染された土が、埋設が地上から30cmとか、深いところは130cmとか150cmとか随分違いがあるのですけれども、それは何か意味があるのでしょうかと、そういう問合せがありました。
また、前回、横田委員から要望して、区はそうした考えは持っていないと答弁をしましたが、10年が、もう11年目ですよね、3.11から。10年もたった今、改めて放射能汚染土埋設箇所、そこなどをどのぐらい放射線量があるのか、安全ですよと改めて
皆さんにも周知するために測定するというお考えはないでしょうか。
◎
危機管理部長 放射能で問題があったところは、区としては処理していますので、もうこれについては、区としては対応済みという考えでおります。
◆
浅子けい子 委員 深さが違う、それぞれ違うのは、埋設した深さが、何か意味があるのでしょうか。
◎
危機管理部長 すみません、それはちょっとその現場、現場で多分事情があるのかもしれないのですが、それはすみません、ちょっと確認させてください。
◆
浅子けい子 委員 深さ30cmでも埋めてしまえば安全ですよということで、大体一番深さが浅いところで30cmというふうに私は見たのですけれども、そういう理解なのかなというふうに思っています。
私が、今、是非そうしてやってくださいというのは、やはり3.11東日本大震災というのは、本当に今まで体験したことのないような事態が起こり、放射能汚染というのも本当に初めての事態で、世界からも注目されたときだったというふうに思うんです。そういう歴史、ある意味では、いい歴史ではないかもしれないけれども、やはりそういうものをしっかりと次の時期に、時代に残していく、二度とこういうようなことがないようにということで、実際に何年たったら、その埋設したところは放射能は安心だったよとか、やはりそういうものをしっかりと事実として歴史的に残していくということも必要なのではないかなというふうに思って、今、改めて、前回はそういう考えはないと横田委員におっしゃったのだけれども、改めてそういう視点から、是非残していってほしいなと、数値なども考えているのですけれども、改めてそういう視点からいかがでしょうか。
◎
危機管理部長 震災が起こった当時、放射能のこと随分話題になりまして、区民の方からもいろいろ御意見頂戴いたしました。我々、その当時、その御意見に基づいて不安を払拭するために測定し、天地返し等対応して、もう今時点では問題ないというふうな認識などは変わらないところです。
ただ、
浅子委員が先ほどもおっしゃっていたとおり、情報公開、ホームページでの公開については、やはり区民も知る権利がありますし、今後、そういったことがあったことは残していく、記録として区民に知ってもらうという点は私も必要な部分だと思います。そこについては、本日ホームページにアップして、区民の方に知っていただく機会はつくっていきたいというふうに思っております。
◆
浅子けい子 委員 ありがとうございます。
ちょっと行政の方に質問ではないのですけれども、前回、この陳情の意見開陳のときに、渡辺委員の方から、同じ質疑がある政党の方々ずっとされていますけれども、何の切り口も変わらない質疑であると思います。そのことについては、
委員長、是非質疑の中でこの過去の議事録も読んでいただいて質疑をしていただきたいと思いますと、こういう発言が、意見開陳がありまして、ひょっとしたら私たち共産党しかほとんどこちらの陳情には質問していないので、こちらのことかなというふうに思ったのですけれども、そして、陳情は昨年の7月からこれ出されているんですね。それを私も改めて読ませていただきました。私は、前回は3点質問したのですけれども、一つは学校給食、各23区で実際、現在も学校給食の食材の測定をやっているところはどのぐらいあるのかとか、実際にやっているところではこんなふうな思いでやっているという質問をさせていただきました。この質問は、切り口というのが渡辺委員がどういう意味でおっしゃったのか分からないけれども、昨年の7月からこの陳情が出されて、こういう質問はどなたもされていないんですね。
それから、もう一つは、園内で栽培する野菜及び果物についての質問をさせていただきましたが、この質問も、切り口という点ではそういうところから私は質問したという、それが切り口というふうに思っているのですが、これも、今まで、前回の7月まで、どなたも質問していないんですね。
○
杉本ゆう 委員長 浅子委員、今、質疑の時間なんですけれども、
執行機関の方に質疑をしていただく時間なので、もし御意見ある場合は……。
◆
浅子けい子 委員 御意見ではなくて、渡辺委員は、切り口というのをどのように捉えてお話をされたのかなというふうに思いまして……。
◆渡辺ひであき 委員 3.11以降、当然、放射能対策については、国も、東京都も、足立区も一生懸命やってきたというふうに思っております。当然その食材の検査については、東日本大震災が起きて、福島第一原発の事故があって、それについては日本独自の大変厳しい基準の下で検査するようになった。そうした議論というのは、この13年間の中でずっとやってきているわけであります。
◆
浅子けい子 委員 13年、11年。
◆渡辺ひであき 委員 13年。僕が、災害・
オウム対策調査特別委員会に入ってそれぐらいたっているのですけれども。その中で、食材の検査についてはずっと
執行機関が答弁してきていますけれども、そのことについては、議事録はお読みになっていないのですか。
そういう意味で、この陳情だけに限ったことではなくて、放射能全体については、区民の
皆さんの生命と財産、そして命を守る、生命、財産を守るためにはずっと質疑してきています。その経過があるので、同じ切り口だと言っています。
◆
浅子けい子 委員 同じ切り口とおっしゃっても、経過があって、そしてそのとき、そのときで段階で実態が違うわけですよ。そういう意味で、今の時点の質問をさせていただいているんです。
ですから、学校の給食の食材検査も、以前はもっとたくさんやっていたけれども、もう今は9区しかやっていないということも明らかになりましたけれども、9区しかやってないというより私は9区もやっているという捉え方で、
皆さんにお知らせをしたいと思って。
それで、放射能の問題は、もうずっとやっているとおっしゃるけれども、陳情が住民の方から出されたら、それを負託された私たちは、やはりそれにしっかりと応える、そして、住民の方の思いをきちんと議会で質疑するというのが当然な私たちの仕事だと私は考えているのですが、いかがでしょうか。
◆渡辺ひであき 委員 放射能のことについて、区内での、例えばホットスポットが出たりする、いろいろなことがありまして、そのことは折々について、それぞれの委員の方々から、こうしたところを調査した方がいいのではないか、区はそれに対して答えてきたというふうに思います。
私も、正直言って医者でもないですし、科学者でもないです、化学者でもないということを何度も言ってきました。ただし、そうしたことをこの委員会の中で質疑をするに当たって、足立区の千住に在住の理化学研究所の放射能の関係を研究されている方と話をしまして、そうしたら、「渡辺君、今、足立区で放射能のことについてそんなに心配する必要はないよ」ということをいただきました。この方には、何かこういうことがあったらお話していただけますかといったら、うん、いいよと言ってくれました。ただし、この方は、理化学研究所というところで働かれていて、それが、ここで答弁したり話をすることによって、いろいろな影響になるのでお願いはしておりませんけれども、そうしたことを伺った上でお話をしている。そういうことです。
◆
浅子けい子 委員 私が質問しているのはそういうことではなくて、言論の府として、住民から負託された議員として、その陳情がここに上げられたら、それに対して質疑をするのは議員の役割ではないですかと聞いたんですけれども。
◆渡辺ひであき 委員 ですから、その陳情について、それぞれやられることについて僕は言っているのではなくて、過去から連綿とこの放射能のことについて同じような切り口で質疑をされている政党があるといった、それだけです。
◆
浅子けい子 委員 それだけとおっしゃるけれども、やはりそれは、ある意味では自由に発言ができないような、ちょっと雰囲気にもなるわけですよ、はっきり言うと。その段階、段階で、放射能の問題も、3.11のあのときから11年たって、どんどん変わってきているわけですよ。だから、そちらの方がおっしゃったように、足立区は心配ないですよと、今、そこに来ているのかもしれない、全体ではね。
でも、やはりこうやって心配されている方がいて、毎月、毎月測って、測定をして、私たちなどに資料を送ってくるわけですよ。そういう努力を、住民の方がこういう人もいるんですよと、陳情もこうやって出されているんですよという点では、やはり陳情が付託されたら、それに対してきちんと、繰り返しであっても、その段階での質問をするというのは、それは自由なというか、当然のことかというふうに私は思いまして、前回、意見開陳で、ちょっと先ほどのようなお話をおっしゃって、それから、更にそれは委員会の運営上で大切なことでありますから、
皆さんの大切な時間でありまして、質疑をすることが時間にもったいないよみたいな発言をされているんですよ。そういうのは、渡辺委員の主観ではあっても、やはりこういう議会の場で言うべきものではないというふうに私は考えますので、今日は言わせていただきました。
○
杉本ゆう 委員長 傍聴人に申し上げます。会議中は静粛にお願いいたします。
では、
浅子委員よろしいですか。
ほかに質疑ありますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派からの意見を求めます。
◆渡辺ひであき 委員 継続でお願いします。
◆
渕上隆 委員 いろいろ議論ありましたけれども、これ子どもの健康を守るための陳情とありますけれども、放射能汚染で特に大切なのは、ここにいらっしゃるのはほとんど大人の方ですからあれですけれども、大人の方はそんなに放射能汚染に対する被害、現状のレベルですけれども、ほとんど被害はないと思うのですが、やはり子どもとか乳幼児なんかは、チェルノブイリの事故の関係から見ても、やはり非常に敏感に反応するというところがありますし、被害も大体子どもとか乳幼児が中心的には被害を受けるというのは分かるので、現状のレベルでいうと多分、基準以下ですからそんなには問題ないと思うのですけれども、これが何十年と、放射能レベルはなかなか下がらないので、何十年蓄積していくとどのような影響が出るかというのはまだ全然分からない状況ですので、議論するということは大切かなと思いますので、継続でお願いします。
◆横田ゆう 委員 我が党は、毎回大変重要な質疑を行っていると思っています。
理化学研究所の科学的な見地もありますでしょうけれども、我が方にもきちんとした科学的見地を持った学者もおりますので、同じようにこの質疑が聞こえるのであれば、子どもたちを放射能から守るというこの陳情の熱意に応えるべきものではないような気がします。
私どもは、本当に大切な質疑だと思っています。放射能から子どもを守るこの陳情はとっても重要で、特に、いざというときに備えをしていくという、そういう立場でやっていくということは、本当に重要なものと思いますので、採択を求めます。
◆銀川ゆい子 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 やはり放射能については、いろいろと
皆さんと議論を交わしていただいておりますが、やはり先ほど公明党委員からもお話あったように、乳幼児とか、小さな子どもとかは、意外と放射能がたまりそうな側溝の水のところに行きやすい傾向があります。多分、基準値よりも下がっているということで考えてはいますけれども、ただ、もしかしたら、その区民の方々がお測りして高い数値が出る場合もあるかもしれない。そういう部分においては、やはりまだまだ継続して審議していくということも必要ではないかと思いますので、継続でお願いいたします。
○
杉本ゆう 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本陳情を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○
杉本ゆう 委員長 挙手多数であります。よって、本陳情は
継続審査と決定いたしました。
それでは、次に(4)3
受理番号22 海を守り漁業関連
事業者、従事者の生業と水産物を守る意見書を国に提出することを求める陳情を
単独議題といたします。
最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いいたします。
◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、7月28日付で15名の署名の提出がありました。
これまで本陳情の署名者はおりませんでしたので、今回の提出で合計15名の署名となりますので御報告いたします。
○
杉本ゆう 委員長 ありがとうございます。
それでは、
執行機関、何か変化ありますか。
◎生活環境保全課長 令和4年7月22日に、原子力規制委員会が、ALPS処理水希釈放出設備等の設計等に係る実施設計の変更について認可いたしました。
また、8月2日には、福島県双葉町、大熊町は、海洋放出に必要な設備の建設を了解すると東京電力に回答いたしました。
○
杉本ゆう 委員長 それでは何か質疑ありますか。
◆横田ゆう 委員 今、報告がありましたとおり、7月の22日、ALPS汚染水の実施
計画書が認可されておりますけれども、地元の住民、例えばいわき市の漁業協同組合、それから生協など、そういった方から強い批判の声が上がっているんです。
当初、東京電力は、地元住民の反対があるうちは反対を押し切って流すことは決してないと約束をしていたのですが、とても住民の理解が全体に得られているという状況ではないわけですね。これまでした約束をほごにしていますけれども、一度約束したことを破るということは、やはり道徳上許されないというふうに思っていますが、どうでしょうか。
◎生活環境保全課長 7月22日の認可を受けまして、東京電力のホームページの方で、継続して皆様の懸念や関心に向き合って一つ一つ応えていく、多くの方々に廃炉の取組の理解を深めていただけるよう、全力で取り組むというような記載がございます。そういう中で、今後、御説明をしていくのではないかというふうに考えております。
◆横田ゆう 委員 その一つ一つの疑問が、本当に解消されるまでやらないのかということになると思いますけれども、そういうことではなくても、既にもう実施されているという状況があるわけです。
いろいろな学者の方から、こういう事態を重く見ていろいろな提言が出されています。地質学の専門家の方は、汚染水を増やさないための抜本的な対策を提案したりということ、そうすれば、海洋放出は必要がないということですとか、やはりこういういろいろな意見が出ている中で、国も東京電力もそういった提案を真剣に討議するという態度が全くないという、この姿勢に問題があると思っています。
原発事故から10年たち、風評被害がまだ収まっていない状況で、更にここで、今後10年、30年にもわたり汚染水を流すということになれば、福島県の漁民、漁業は再建は不可能になってくるのではないかと思います。
今、デブリの取り出しなど、廃炉の工程がトラブル続きで計画が頓挫しているという状況なんです。それにもかかわらず、海洋放出だけは、計画どおり急ぐという異常な姿勢を取っています。
海洋放出を先にありきというこの姿勢に本当に問題があると思いますが、この住民の総意を無視して進める海洋放出は本当に問題だと思っていますが、いかがでしょうか。
◎
危機管理部長 先ほどの御質問と今回の御質問と、地元の住民の気持ちを思えば心が痛むところは当然ありますが、ただこの件については、ちょっと区としてはどうしようもない、国策なり東京電力の対応になりますので、これについては経緯を見守っていきたいというふうに考えております。
◆横田ゆう 委員 やはりこの道利のないやり方というのは非常に問題で、福島県議会がまずは反対しているわけです。そういうことをしておりますので、私たちも、やはり福島県の海を守り漁業関係者のなりわいを守るためには抗議の意思表示をする必要があるというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎
危機管理部長 それについては、まだこちら、取組の方は、繰り返しになりますが、対応については見守っていく、そういう姿勢で考えております。
○
杉本ゆう 委員長 よろしいですか。
◆くぼた美幸 委員 1点だけ確認なのですけれども、いわゆる海洋汚染水は、映像を見る度に私も心が痛まるのですけれども、この福島県のあそこの地域で、これをずっとため続けるということが可能かどうなのか、もし可能でないならば、いつぐらいまでもつのか、情報として知っていれば教えてください。
◎生活環境保全課長 東京電力のホームページによりますと、来年春頃には計画容量137万立方メートルでいっぱいになってしまうというような記載がございます。
◆くぼた美幸 委員 そこで来年にいっぱいとなるのであるならば、その汚染された水を受け入れていいよと言っている自治体はどこか存在しますか。分かる範囲で結構です。
◎生活環境保全課長 確認しておりません。
○
杉本ゆう 委員長 よろしいですか。
◆
浅子けい子 委員 今、答弁なされましたけれども、来年のいつ頃にタンクがいっぱいになってしまうというお話がありましたけれども、当初から、タンクが小さ過ぎるという話が出ていて、もっと大きなタンクにすればいいんだという話も、一つはあるんですよ。
それから、あと内部では、海洋に放出するのではなくて、違ったやり方を考えて、今、研究も始まっているというお話も私は聞いていますけれども、そういう話は御存じないでしょうか。
◎生活環境保全課長 その違ったやり方というふうな御意見については、申し訳ございません、確認はしておりません。
○
杉本ゆう 委員長 よろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 質疑なしと認めます。
次に、各会派から意見を求めます。
◆渡辺ひであき 委員 私ども、改めてまた、原発まで行って、そちらのことを調査してくるということを決めておりますので、継続でお願いします。
◆
渕上隆 委員 継続でお願いします。
◆横田ゆう 委員 福島県の海を守って漁業関係者のなりわいを守るために、足立区からも積極的に意見書を上げるべきと思っていますので、採択を求めます。
◆銀川ゆい子 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 継続です。
○
杉本ゆう 委員長 これより採決いたします。
本陳情を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○
杉本ゆう 委員長 挙手多数と認めます。本陳情を
継続審査とすることに決定いたしました。
以下の審査に直接担当でない
執行機関の退席を認めます。
[
執行機関一部退席]
○
杉本ゆう 委員長 では次に、4、
災害対策及びオウム真理教(アレフ)対策に関する調査研究について、(1)報告事項に移ります。
②緊急
災害対策本部員の対応能力向上に向けた取り組みについて、③【追加報告】防災無線テレホン案内(テレドーム)のサービス提供終了について、以上2件を、
総合防災対策室長から報告願います。
◎
総合防災対策室長 危機管理部の
報告資料7ページを御覧ください。
緊急
災害対策本部員の対応能力向上に向けた取り組みについてでございます。
昨年10月7日に震度5強の地震がございました。これについて、震度5弱を超えれば緊急対策本部員が参集しなければいけないという状況の中、参集人員が50%ということの状況が発生いたしました。これに向けて、10月7日に参集できなかった者について、今年の1月13日から17日の計10回について受講者198名に説明会を実施いたしました。これは、必ず来なければいけないという情報を10回に分けてしたものでございます。
更に、ルールの徹底のために職員参集カードを配付するということで、8ページを御覧ください。原寸大でカードがございます。こちらの方に必ず集まるようにということで、職員に配付をしたところでございます。
更には、本年の9月2日でございますが、緊急対策本部員の訓練、参集訓練を行いたいと思いますが、
コロナ禍でございますので、緊急対策本部員の中の統括者、副統括者、直近者のみの訓練を実施するということでございます。
続きまして、9ページをお願いいたします。
追加で出させていただきました防災無線テレホン案内(テレドーム)のサービス提供終了についてでございます。
これまで、防災行政無線の内容がなかなか放送では把握できないということがございましたので、テレドームで電話を掛ければその内容が分かるということで、サービスを開始しておりましたところ、5月31日に、NTTの方からテレドームを令和5年6月30日をもって終了をするということでお話をいただきました。その後の継続はできないということでございます。
3番目、今後の予定でございますが、テレドームに代わるサービス提供について、これから検討させていただきたいというところでございます。
○
杉本ゆう 委員長 何か質疑ありますか。
◆にたない和 委員 まず、8ページの原寸大の例というところで、緊急
災害対策本部職員参集カードというものがありますけれども、初めて見たときに、ちょっと結構えげつないなというか、ドSか何か、サイコパスなのかなというぐらいな感じでちょっと思ってしまったのですけれども、この参集カードに対して、例えば、自身の身を守るとか家族の方の身を守るとかという、そういった、それが確保できてから参集するとかというのではなく、もう震度5弱以上で私は出勤しますと、震度5強以上で私はもう参集しますというような状態になっているというとちょっと怖いなというふうに思ってしまったのですけれども。
あと、緊急
災害対策本部職員向けの説明会の実施で198名呼び出して、10月7日に参集できなかった職員向けに説明会という、何か懲罰的なイメージも出てしまうのではないかなと思うのですが、そこら辺について、いかがお考えか教えてください。
◎
総合防災対策室長 にたない委員おっしゃるように、懲罰という形でやったのではなくて、私は当然のように参集をしておりましたけれども、参集するのが当然だと思っております。
なぜ、参集できなかったかという意見をお伺いするということも趣旨の一つでございます。それについて、実際には、その本部員に指名されているのにもかかわらず、参集できない条件があったということも、その中で分かってまいりました。各所属にそういう者を指定するのではなくて必ず集まれる人を指定してほしいというところも、この研修、説明会の中で分かってきたところでございます。
更には、当然のように自己の安全を確認して、家族、自分の家とか、そういうのは当然確認をした上で参集するということでございますので、駄目な場合は最低でも電話連絡をするとか、何か連絡方法を取って、今こういう状況で行けない、そういうことも連絡がなかったのが多かったものですから、そういうことも徹底をさせたということでございます。
◆にたない和 委員 そういったところなのでしょうけれども、この参集対象3,500人のうち、大体何割ぐらいで最低限の本当に必要な機能を維持できるのかというのは、大体どれぐらいなのでしょうか。3,500人全員いないと、参集対象全てがいないと最低限の機能を確保できないのか、そこら辺の下限についてはいかがですか。
◎
総合防災対策室長 災害時には、全ての職員が集まっていただく、その度合いにもよりますが、これは緊急
災害対策本部員ということでございますので、各区民事務所等に集まるというメンバーでございますので、全体で大体400人。来られなかった方が半分200人おりましたので、それに向けて全10回のうち私が6回説明をさせていただいたところでございます。
◆にたない和 委員 つまり200人いれば何とか回るということですか。先ほど400人のうち何割ぐらい。
◎
危機管理部長 3,500人必要かどうかというのは、その被害の状況によると思います。今回の震度5強の地震だった場合は、今、
総合防災対策室長の吉原が言った人数の規模で対応できるのですが、これが避難所が開くだとか、何か道路の啓開を挟まないといけないとか、その被害の規模によって必要な人数というのは、また変わってくるという状況です。
◆にたない和 委員 そしたら、場合によっては変わるけれども、最低限それぐらいの人数が必要だと。
これ自体が、私も10月7日ですか、
消防団員として参集していたのですけれども、やはりそのときにどう思うかというと、やはり家族のことであるとか、非常に気になって仕方がなかったんです。そういった参集している職員も、正直な話、職員ですら例外なく被災者になりますので、そこについて例えば何か特別な対応とかされていたりとかするのでしょうか。
つまり、家族が例えば、けがはしないでしょう、けがをしたらもちろん参集はできないのかもしれないですけれども、例えば非常に不安な状態のまま区役所の業務、災害時の業務をしなくてはいけないというのも、非常にちょっとそっちのけになってしまうということも考えられると思うのですけれども、何かそこについては対策とか、今後検討とかというのはされていたりとかするのでしょうか。
◎
総合防災対策室長 にたない委員おっしゃるとおり、いろいろな条件、集まれない、それを無理やりに来いという話はしておりません。ただし、私は必ず来ると誓っておりますので、あの当時、分かっている方はあれですが、すぐのNHKのニュースに
災害対策課の方でインタビューも受けましたし、そういう心持ちで、区民の生命、財産を守るのが足立区役所の職員であるというものを念頭に置いて参集をしているのです。
みんながそうなるとはなかなか厳しいところでございますが、そうでないとなかなか区民の生命、財産を守れないというところもございますので、可能な限りというところは、厳しく言いながらも、その辺はきちんと説明をさせていただいているところでございます。
◆にたない和 委員 是非とも職員の方も被災者であるということ忘れずに、どうかできる限りのことを、限界はあるとは思うのですけれども、できる限り対応、そこについての考えを及んでいただきたいなというところで要望させていただきます。
◆横田ゆう 委員 今、テレドームの終了について報告がありましたけれども、これは、本当に冷蔵庫に電話番号貼り付けて、そこに掛ければいいという仕組みで、一定の安心が得られていたと思うのですけれども、それは、もう終了してしまうということで、情報弱者対策というのが本当に大事なのだろうと思っていて、スマホですとか携帯を持っていらっしゃる方は幾らでも情報が取れるわけですけれども、そうではない人のための対策を急がなければいけないというふうに思っていますけれども、報告によると、放送大学のFM周波数の跡地活用が体制が整うような状況にもあるということですので、是非この防災無線ラジオの配付を我が党は予算修正でも出しておりますけれども、情報弱者対策として検討、配付をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
総合防災対策室長 ただいま、来年の6月30日までが今のテレドームが使えますので、その後に向けて、その翌日からは使えませんので、7月1日から何をすればいいのか、選択肢もたくさん含めて、今、FMの周波数帯もいただきました。それも含めて検討させていただいております。
更には、NTTとも相談をしていまして、テレドーム以外で同じようなサービスがないのかと、テレドームの方はもう絶対に使えないということでございます。0180という番号はもう有料でありますので、そのほかに、例えば0120のフリーダイヤルでそういうことができないかとか、今、相談をしながら検討を進めているところで、来年の7月1日から新しい方法ができるように、FMラジオでしたら、
皆さんがお持ちかどうかは不明ですが、金額的にはかなり安く手に入るものですので、その辺をどうするか、その辺も含めて検討を今後させていただきたいというふうに考えております。
◆横田ゆう 委員 是非、この情報弱者で、また経済的にも大変な状況の人などには、この配付を是非検討していただきたいというふうに思います。要望です。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑ありますか。
◆渡辺ひであき 委員 同じ会派のにたない委員の質疑があって、少しちょっと違う話で大変恐縮なのでございますけれども、阪神・淡路大震災から28年経過して、それから大きな地震随分ありましたけれども、震度7以上の地震の際では、阪神・淡路はちょっと都市型なので、足立区や首都圏直下型と同様で考えなければいけないことがあると思っていて、そこから得られる教訓については、また改めて第3回の足立区議会定例会の中で質問させていただきますが、職員の参集ということでいうと、熊本地震のときも集まった率が半分だったそうです。震度5弱で半分しか集まらなかったということは、にたない委員も家族が心配だとか、彼らも被災者なんだという話がありましたけれども、もっともっと参集率が低くなるというふうに予想ができるんですね。ですから、そこの意識啓発については、よほどやっていかなくてはいけないというふうに思いますが、それについては、例えばどのような研修だとか、庁内での意見の交換だとか、そういうことはどういうふうにやられているか、改めてお伺いしたいと思います。
◎
総合防災対策室長 当然のように、毎年参集するメンバーも替わります。所属が変わると、参集しなければいけないところに入ったり、抜けたりとかいうのがございますので、新規のメンバーについては、年度当初に、こういうときには集まっていただくんですよという説明をさせていただいています。
これについても、今年もやりましたけれども、かなりの人数が人事異動で新しくメンバーに加わるとか、抜けていくとかいうのもございますので、その辺で意思の統一を図っているところでございます。
私の考えを全部押し付けるのではなくて、それだと大変なことになってしまいますので、私は100%来ると誓っておりますので、
皆さん同じようになっていただくのが理想なのですが、状況によっては集まれないということもございますので、どれだけの人数がいて、いる人数でどのようなことができるか、そういう訓練も、この間うちの方はさせていただきました。
そういう想定もしながら進めさせていただいて、訓練をさせていただいて、実際に被害があったときにどのようにするかというところで生かしていきたいというふうに考えております。
◆渡辺ひであき 委員 当然、家族への心配があったり、それから、東日本大震災でも熊本地震でもクローズアップされたのは職員の方々の超過勤務ですよね。ひどい方は1か月300時間などという話も出たぐらいでありました。
したがって、そうしたことも含めたメンタルケアについても、こういうことを気を付けないと、また超過勤務についてはどうやって分散をさせていくのか、そういうところも含めた考えを入れておくことが必要だというふうに思います。それについては、対応されていますでしょうか。
◎
総合防災対策室長 実は、被害がない今でも超勤がすごく多くて、それについても対応をしないと、現状、平時で人が潰れていってしまうというのは、もう見たくないところでございますので、これについても、どの業務を縮小するとか、そういうことを、今、考えて進めているところでございます。
多分、渡辺委員おっしゃるとおり、一度そういうものが起これば、300時間、500時間という時間で超勤が出る可能性が十分ございます。それに耐え得る体力も付けなければいけないですし、そういうときにはどうしたらいいのか、効率的に動くというのも含めて、訓練等進めていきたいというふうに考えております。
◎副区長 今、年1回、職員のメンタルヘルスの
アンケートを取っているのと、それから、超勤が多い職員については、きちんと把握をして、健康管理というのをやっておりますので、そういった状況がないように努めているところでございます。
◆渡辺ひであき 委員 そこで、第3回定例会のちょっと前ふりみたいになってしまいますけれども、受援計画が大事かなと思っています。
阪神・淡路のときも受援計画がなくて、いろいろなとこから助けが来た、職員の方が来たけれども、その方々をどういうふうに、どのように振り分けをすることができるか。また、その来てくださった職員の方々のスキルをどうやって把握をするか、こうした準備ができていなかったので、えらく大変だったということがありました。
それについては、以前から指摘をさせていただいておりますけれども、受援計画がしっかりしていると、職員の
皆さんの負担も軽減していくということでありますので、それについても改めて検討を加えていただきたいということを要望して終わります。
◆
浅子けい子 委員 私も、ちょっと今の問題ですけれども、この中には、やはり女性の職員も含まれているのでしょうか。
◎
総合防災対策室長 含まれているというところが正しい答弁だと思いますが、お子様が小さいとか、そういう条件の下に、そこから外れている方はかなりおります。
◆
浅子けい子 委員 3.11の大震災のときにも、岩手県の保健師が、もう自分の仕事が第一ということで、仕事に邁進をしなければならなくて、家の状況が全くどうなっているか分からない、家族とも連絡が取れないということで、もう1週間からそれ以上そういう状態が続いて、やっと家族と会えたときには、もう家族の気持ちが通じ合わないような、ちょっと断絶が生まれてしまって、非常に苦しい状況を経験しましたというお話を聞いたんですよ。
やはり、それぞれの、男性はもちろんですけれども、やはり女性も保健師などが中には多いかというふうに思いますけれども、やはり十分にそういうときの体制が取れるような人員確保というのも、必要に応じて是非考えていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎
総合防災対策室長 東日本大震災の際は、営業時間というか、業務時間内に起こりましたので、人がいっぱいおりました。庁舎内にかなりの職員がおりましたので、その中で必要とされる人数を残して、帰れるものは帰っていただいて、次の日から、また交代でということの業務の進め方をしてまいりました。
私は、3日間帰りませんでしたが、そういう状況で、家族と連絡を取れるように、状況に合わせて進めてまいりたいというふうに考えております。
◆くぼた美幸 委員 ちょっとすみません、確認のために聞きたいんですけれども、今のこの緊急
災害対策の本部職員、この受講を1月にされたということですけれども、結局、集まれなかった理由として、主立った理由、何点か教えてください。
◎
総合防災対策室長 浸透していなかったというところが1番なものですから、このように参集カードを作らせていただいて、こういう状況のときは来るんだよということで、1番多かったのは知らなかった。
更には、当時、地震の際に震度5強を示したのが西新井消防署の周辺だけでございましたので、足立区役所も震度3ぐらい、4まで行かなかったのかな、集まる条件には入らない。区内の広い部分で、いろいろなところで震度が大したことなかったということがあります。
私が住んでいるところは、日暮里・舎人ライナー沿線で脱線もしていましたから、かなり揺れましたのですぐに参りましたけれども、違うところでは、普通の地震というのが正しいのかどうか分かりませんが、この程度で集まるのかというところがあります。
足立区として震度5強というのは一番高いところの数値が出ますので、あのニュースを見られていた方分かりますけれども、最初は足立区は震度5ではなかったんですね、速報のときは。そういうこともありまして、来ないということも多かったです。
更には、介護でどうしても行けないとか、子どもが小さいので行けないとか、そういう条件はたくさんありました。一番多かったのは、知らなかった、震度5で集まらなければいけないというのを認識していなかったというのが多かったということです。
◆くぼた美幸 委員 知らなかった、認識がちょっと一致していなかったということですね。
今、答弁ありましたけれども、自分のところが震度5だったという方は危機感あるのだけれども、3だとか、要するにその表示の仕方、要するに、自分のところそんなに揺れていない、だけれども、今回は震度5弱で集まるんだよ。だから、要するに地震速報が足立区は震度5だよとなったら自分のところが、今おっしゃったとおり、地元があまり揺れを感じなかったとしても集まるんだと、そういう意識変化が今回できたと、そういう捉え方でいいですか。
◎
総合防災対策室長 くぼた委員おっしゃるとおり、少なくとも、情報を見て震度5というのを、当初は5が出なかったということもありますが、何分か後には5になっておりましたので、それを確認した上で、行けない場合は連絡をするということを今回確認できたというふうに思っております。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに質疑ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 質疑なしと認めます。
○
杉本ゆう 委員長 それでは、次にその他に移ります。
何かございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 なしと認めます。